2017年7月16日日曜日

カラ池 -水中花-





以前から夏のカラ池へ行きたかった。
それも梅雨明け間近の、雨のたっぷり降った後の晴れの日。
この頃には池全体をキンポウゲが咲き誇り、その黄色の花が普段は水の無い空の池に水中花よろしく、水面に漂うという。

4年前の秋に訪れた時は雨台風の後で、見事な池の出現を見ることが出来た。

http://bakuphoto.blogspot.jp/2013/10/blog-post_29.html



山中に突如現れる神社跡?

前回は吾川スカイパークから自転車を漕ぎ、登山道からトレッキングという、中津明神山~猿越山~カラ池の荒っぽい行程だったが、今回は最短のルート。



作業小屋にしては立派な廃屋

広い大規模林道に車を停め、10時に歩き始める。
カラ池近くまでずっと造林地帯が続く。




何カ所か雑草が生い茂っている場所があり、ストックでかき分けて登っていたが、毒蛇が恐い為、湿原用に用意していた長靴に履き替える。




標高差は100m、約3キロ、50分ほどでカラ池入口へあっけなく到着。
中津明神山~猿越山経由で来ていたseiとここで合流。
最後のピークくらいまでは熊笹が刈られていたが、そこからは腰ほどの笹をかきわけ来たようだ。
炎天を遮るものがないので、きつかったようだが、復路はもっときついはず。




さて、H29.7.15のカラ池である。
水がない、そしてキンポウゲも見えない。




長靴なので湿原の中をカラ池Bからカラ池Aまで歩いてみたが、ただの草原である。




ハンカイソウ、バイケイソウ、ウツボグサ、わずかに残っていたキンポウゲ・・・。







残念ながら、カラ池の植生は変わってしまったようだ。
運良く大雨で池に水が溜まったとしても、水中花は望むべきもないだろう。




軽く食事をとり、seiと別れ40分で下山。
往復とも誰とも会わず。seiも同様だったらしい。

まだ12:30分だったので、近くの安居渓谷へ寄り道。
やはい仁淀ブルーは良い。



水晶淵



ラピュタの世界を彷彿させる砂防ダム



昇竜の滝


雷鳴の過ぎたる沢に水を汲む

らいめいのすぎたるさわにみずをくむ