2015年10月31日土曜日

軍艦島





世界文化遺産に登録された端島、通称軍艦島へ行った。
クルーズの会社は5社、14:00出航のブラックダイヤモンド号に乗り込む。




海からの景色は興味を引くもの数多、三菱造船で建造中の巨大客船に圧倒される。




女神大橋を越えれば外海、波が高くなる。




長崎の教会群も世界遺産候補、海に立つマリア像と修道院に目が奪われる。




遠く島の向こうに軍艦の船影が見えてくると波は一段と高くなり、船の二階のオープンデッキには海水が容赦なく頭に降りかかってくる。
遊園地のアトラクションのごとく歓声?があがり続ける。




外観が軍艦「土佐」に似ていることから軍艦島と呼ばれるように。




30分で高島へ、このクルーズのみが途中の高島へ寄航する。




この島も炭鉱の島、高島石炭資料館等を見学後、再び乗船。




10分で端島へ到着。
長崎港から南西19kmに位置するこの島は、明治8年に採炭が始められ良質の石炭を採掘する為、段階的に埋立て拡張され生産施設や居住施設が造られていった。
南北に480m、東西に160m、周囲1200m、面積約63000㎡という小さな海底炭鉱の島。




 


昭和49年1月に閉山、4月には無人島になった島は、雨風、潮にさらされるまま永い眠りについていたが、近年脚光を浴び、世界文化遺産に登録された。






 



最盛期の昭和35年には5267人の人が住み、人口密度は83600人/km²と世界一。
小中学校、病院、寺院、映画館など、島内においてほぼ完結した都市機能を有していた。
















朽ちるがままの建物群、保存の動きはあるが具体的な方策はまだ何も決まっていない。

 



2 件のコメント:

  1. 栄枯盛衰。
    人の一生を見るようで虚しいと感じるのは小生だけであろうか?
    行きたい思いと止めようとの思いが交錯します。
    壮大な石炭王国のコストパフォーマンスはどうだったんでしょうね?

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  2. まさに栄枯盛衰、今、行くべき施設だと思います。
    雑草の中に朽ち行く建物達、昔の喧噪が耳を澄ませば聞こえてくる気がします。
    夕暮れの乾いた光が、ララバイを奏でていました。

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