2014年2月1日土曜日

美味いもの図鑑 vol.6





尾道へ行って来ました。
大林宣彦監督の三部作「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の舞台となった、風情のある坂道の街です。
千光寺から山頂へと続く小径は「文学のこみち」と言われ、25基の尾道ゆかりの作家や詩人俳人の作品を刻んだ文学碑が立っています。
海がみえた 海が見える・・・ 何時来ても、放浪記の書き出しのフレーズは暗誦してしまいます。




千光寺ではいろいろなお守りが売られていましたが、末娘のお土産に「足守り」を買いました。







尾道水道の端っこは光が満ちていました。



朱華園

尾道に来たらやはり、尾道ラーメンです。
BAKU的ラーメンランキングでは10指に入る三部作、今回は朱華園に行きました。
やはり抜群の味です。



つたふじ



東珍康




今回の真の目的地は尾道ではありません。
しまなみ海道、瀬戸田にある「内海造船」です。
6月に八幡浜-別府航路に就航する、フェリーの建造を見に行ったのです。




船体は部分ごとに各船台で造られ、胴体に載せて行きます。
ブリッジも建造中はこんな様子。










丁度、メインエンジンが搭載されるのを見学出来ました。
この上には、車輌甲板、そして客室がきて閉ざされるので、こんな形で見ることは不可能になります。




遠隔からの操作ですが、クレーンの操縦士の腕は確かです。




スクリューもまだ取り付けられる前、2基あります。







造船所には絵になる被写体が転がっています。






瀑的美味いもの vol.6

「BAR露口のハイボール」


松山市二番町


昭和33年にオープンの伝説のサントリーバー。
ご夫婦で営まれている、繁華街の中心にあるカウンターのみの小さな店です。
雰囲気のある、若造にはまだ早いと言われそうな店ですが、マスターも奥さんも気さくな方で気取ったところの全くない、奇跡のような店です。

八オンスのタンブラーグラスで飲む少し濃いめのハイボールは、美味しいとかを超越しています。

勘定を済ませ出る時に、つれがこの人は俳句をしていると言ったら、奥さんが「中原道夫」や「上田五千石」、「夏井いつき」が来たよと嬉しそうに話してくれました。




2 件のコメント:

  1. 普通見られないものを身近で見られる快感、いいなあ~
    普通はいることのない、入ることができない店で、幻のハイボールが飲めるいいなあ~

    露口は、以前新聞で見ましたが一見さんで入ったのですか?
    それとも、お連れあいさんの関係で?何れにしてもいいなあ~

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  2. kyo-chanさん、日本の造船技術は確かです。
    そして造船の過程は一日づつ完成に近づいていくので、驚きの連続です。
    露口は正月明けにものぞきましたが、その時は満席でした。
    今回のつれも前回のつれも一見ではないですが、みんな若造です。

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