2013年5月21日火曜日

ふにふにふに





先日、熊のコルで聞いたアカショウビンの声が忘れられず、今回は滑床渓谷入口の万年橋より、聞こえた方角の滑床渓谷の最上流部へと向かう。
40分ほどで雪輪の滝に到着、そこからも千畳敷、奥千畳と渓谷は延々と続く。




途中3度ほど、アカショウビンの哀愁を帯びた鳴き声が聞こえてきた。
立ち止まり双眼鏡で捜すも見つけられず、かつ前へ少し進んだだけで鳴き声は止んでしまう。
かなり用心深い鳥なのだろう。





渓谷に沿った道とは言え、かなりの勾配があり、妙に疲れてしまった。
結局3時間20分かかり、目的の最上流部あたりに到着。
そこで昼食と珈琲タイム。
食事の間中、アカショウビンの声が聞こえていたが、そこから道は渓谷から逸れていく為に、声を辿るには渓谷をよじ登って行くしかない。
姿を撮らえることは出来なかったが、声がまた聞けただけで満足、引き返すことにする。







今回はシャッターを切ったのもカワガラス等を撮った数枚程度、こんな日もあるさと開き直って歩いていると・・・・




妙な奴がふにふにと歩いて来る。




こちらには全く気付かずにふにふにふにとやって来る。
アナグマのようだ。




こちらは立ち止まってシャッターを切り続けているのになかなか気付かない。




やっと気付いて、こちらに視線を向けた。




一呼吸置いた後、ゆっくりと方向転換、少し早足で歩き、渓谷を横切って行ってしまった。
いやあ愉快、愉快。
釣りに行ってお目当ての魚は釣れなかったが、大きな外道が掛かったような気分。





三光鳥光はすべからく注ぐ



2013年5月19日日曜日

目黒鳥屋 -新緑の山毛欅の森-





昨年の11月に目黒鳥屋には行ったばかりだが、新緑の山毛欅の森を歩きたいと朝6:10に家を出発。
8:20に鬼ヶ城山系・大久保山登山口より歩き始める。
メンバーはbumiさん、荘さん、そして俳友のめろさんの4人。




大久保山、八面山を快調に過ぎ、気持ちの良い熊のコルの尾根を歩く。


 

初夏の森の木々は花の季節。
オンツツジの赤とハイノキの白が絶妙。





熊のコルには9:30に到着。
道々いろんな囀りが心地良く響いていたが、ここではアカショウビンのもの悲しくも美しい声が聞こえて来た。
滑床渓谷の最上流部、奥千畳敷辺りだろうか、皆で聞き入る。 




三本杭の急な登りの途中より串が森へと右に折れると、もののけの水無しの渓。




 ヒメレンゲが朽木の周りに見ることができたが、ヤマシャクヤクはもう花を落としていた。




新緑が明るすぎて、もののけのこだま達には逢えず。




木と木の織り成す不思議な造形美を見るのも山行の楽しみの一つ。




 



小屋が森から串が森にかけては、馬酔木の木に覆われている。
少し時期が遅かったようで、白い花は殆ど見ることが出来なかった。





また、鬼ヶ城山系はオンツツジやシャクナゲが多く見られるが、今年は花の付きが悪いようだ。







天気予報は晴れのはずだったが、霧が急に出て来た。
それも幻想的でまた良し。










串が森から目黒鳥屋は15分で歩ける距離だが、尾根沿いの山毛欅やヒメシャラ等のいろんな木々が歩を止めさせる。
皆、思い思いに上質の森林浴をゆっくりと楽しむ。




目黒鳥屋には11:20分、丁度3時間で到着。




風が吹き、寒い為、森の中へ引き返して昼食&珈琲。




復路は三本杭を経由して登山口に15:05着。
このコースは何度歩いても清々しい心地よさの残るコースだ。



ギンリョウソウ



タニギキョウ



ヤブヘビイチゴ



 ホウチャクソウ

本日出会った花たち。
この山系はあまり花の豊富な山ではないようだ。




本日の温泉  成川 高月温泉




森林浴水掻きの痕が痒い  めろ


2013年5月15日水曜日

クマガイソウに会いに行くⅡ





今年も久万高原町東明神のクマガイソウに会いに行く。
個人が管理されている山草園だが、無料で見学させてくれる。
今年はまだ早いと思っていたが、急に暖かくなったようで満開だった。
クマガイソウとヤマブキソウ、そしてシコクカッコソウのコントラストがとても美しい。










ラン科アツモリソウ属、一花一花とても存在感がある。







シコクカッコソウも見事に咲き誇っている。




山草園の入り口には今年もスズランが待ってくれていた。




今回の同行者は岩橋教授と愉快な仲間たちの計5人、踊って登場。




二次会は畑野川のここも個人の山草園、近藤さん家にお邪魔する。




シロバナシコクカッコソウは初めてお目にかかった。
初めてみる花には心が躍る。







幾種類ものエビネランも盛りを迎えている。




美味しそうなユキモチソウ。
両園とも個人でここまで管理され、山野草を増やされている。
素晴らしいの一言。

三次会はうどんとバイキングの昼食、四次会は珈琲、五次会はラーメン(2人のみ)、こんな集まりもまた愉快。




海を恋うDNAや桐の花